留学インタビュー連載第3回は、ワンダ(Grade9・16歳)の友達関係について、母・ママ美が聞いていきます。
この記事で紹介しているのは、あくまでワンダ本人が実際に経験した留学生活です。
同じボーディングスクールでも生徒によって感じ方は異なりますし、学校によってルールや環境も違います。
すべての留学生やボーディングスクールに当てはまるものではありません。
ひとりの留学生のリアルな体験談として、読み物感覚で楽しんでください。
今回は「日本人はこう」「外国人はこう」と一括りにするのではなく、ワンダが実際に付き合ってきた友達との具体的なエピソードを中心に聞きました。
最初にできた友達のこと、今一番仲がいいルームメイトのこと、月1回開かれる日本人コミュニティの集まり、そして外国人の友達と仲良くなるまでの1年半の葛藤まで。
留学生活の「人間関係」のリアルを、ワンダ自身の言葉で聞いていきます。

最初の友達は「隣の部屋の任天堂好きな子」

留学して、最初に友達になったのは誰だった?

中学の時、12歳で留学したんだけど、僕の学校は一人部屋だったから、ルームメイトがいなかったんだよね。
普通はルームメイトが最初の友達になることが多いんだけど、僕の場合は隣の部屋の子。
任天堂のゲームが超好きな子で、マリオとか任天堂の話をしたり、日本の話をしたりして仲良くなった。

今一番仲がいいのはルームメイト


今、一番仲がいいのは誰?

今はマイク(仮名)かな。
俺のルームメイトなんだけど、生活のリズムが結構似てるんだよね。
起きる時間とか寝るタイミング、休日の過ごし方とか。
生活リズムが似ていることはルームメイトとしてとても大事なことなんだ。
これが違うと結構大きなストレスになっちゃう。
あと考えてることや興味のあることも似てて、スポーツも好きだし、ちゃんと勉強もしてる人だからうるさくないし、落ち着いてるけど面白い。
ちょっと自分に似てるから、一緒にいて楽っちゃ楽かな。

その子はどこの国の子なの?

ユダヤ系だね。

どんなきっかけで仲良くなったの?

ルームメイトだから。同じ部屋で普通に話してるうちに仲良くなったのと一緒に映画観ない?って誘われたんだ。
クリストファー・ノーラン監督の「インターステラ」というSF映画で僕は最初全然興味なかったんだけどあっという間に映画の世界観に引き込まれて本まで買っちゃったんだ!
彼のおかげですっかりサイエンスオタクになったよ。

自分の知らない世界をゆっくり語り合ったりできるのがルームメイトのいいところだよね

時間を気にせず一緒にいられるからね!


休日はソリ滑りとフットボール

休日は何して遊ぶの?

雪が多い地方だから雪が降ると「Snow day」っていう休みになるんだ。
雪が降った時は、みんなでソリみたいなの使って、学校にある教会の丘から滑ったりする。
天気がいい時はアメフトしたり、たまにバスケしたり、2週間に1回くらいかな。
普段は勉強してジムでトレーニングして、っていう感じが多い。
あと友達の部屋でプロジェクター使って映画観たりもするよ。

試合の遠征なんかにも行っているよね!

うん!
ただアメリカは広いから片道3、4時間とかかかることあって朝一に出ても帰ったら夜中なんてことも多いよ。
日本人は学校全体で15人ほど、月1回の集まりも


今、学校全体で日本人ってどのくらいいるの?

だいたい学校全体で15人くらいかな。

日本人同士は仲いい?

仲いいよ!!
うちの学校は大きいから、国ごとに「韓国グループ」とか「日本グループ」みたいな集まりを、自分たちで主催してるんだよね。
それが月1回くらいあって、みんなで唐揚げ作ったりする。
日本人はみんな仲いいし、助け合ってるイメージがあるかな。

そういう時は普段どんな話をするの?

スポーツの話とか、逆に日本にいる時何してた?みたいな話かな。

基本的にはアメリカの友達との会話とあんまり変わらないんだね。

そうだね~

日本人同士だから助かったこととか、逆に助けてあげたことはある?

僕は留学期間が長い方だから、時々助けてあげることはあるかな。
でもうちの学校は広くて、寮や授業がバラバラだからなかなか助け合えるタイミングは少ないかもしれないね。
アメリカ人の友達は「自分がある」

外国人の友達について教えて。アメリカ人の子ってどんな性格の子が多い?

みんな、自分に自信があって堂々としててかっこいいよ。
それでいてみんな面白いし、自分をちゃんと持ってるから、合わなかったら普通に距離を置くし、合えば結構仲良く一緒にいる、っていう感じかな。

大人みたいな付き合い方だね。
無理しないで好きな人と好きなタイミングでいるって感じだね。
国によって考え方や性格の違いを感じることはある?

そんなにないけど、
アジア人全体はゆったりしてて優しい印象が多いかな。
中国人は中国人同士、韓国人は韓国人同士で固まりがちで、中国人はいつもみんなでゲームして楽しそうだし、韓国人は普通に一緒に遊んでる感じ。
アジア人はどちらかというとおとなしいイメージ。
逆にアメリカ系やヨーロッパ系は、よく話すし声も大きいし、自分の意見を外に出す力があるなっていうイメージはある。
あくまで僕が見てきた範囲での印象だけど。

外国人の友達は、どんな家庭環境の子が多いの?

本当にバラバラ。
おじいちゃんおばあちゃんに学費を払ってもらってる子もいるし、
お父さんかお母さんがいない子もいる。
家庭環境がいい子もいれば、
過去にいろいろあった子もいる。
有名人やお金持ちの子もいるけど、
裕福な子ばかりではないよ。
奨学金の制度もしっかりしてるから、
本当にいろんな背景の子が集まってると思う。
外国人の友達と仲良くなるコツは「一緒にいること」



外国人と仲良くなるコツはあったりする?

とにかくまずは、一緒にいることだね。
最初の頃は何話してるか全然わかんなくて「これはちょっと無理かもしれない、、、」って思ってたけど、絶対一緒にいると会話のコツが掴めてくるし、喋るのも得意になってくる。
英語を話すのが楽になってくると、自然と喋れるようになってくる。
でも1年半くらいは結構しんどかった。
アジア人がみんな欧米系の子のところに行かない理由って、多分性格の違いと、自分の言いたいことが言えないからだと思う。
それをずっと頑張ってると疲れちゃって、結局自分の国の人のところに行こうってなるんだよね。
そこを乗り換えられたら欧米人とも自然と仲良くなれるよ!
これから留学する子へのアドバイス

これから留学する子に、最初にこれだけはやっておいてってアドバイスある?

日本にいるうちにできるだけ外国人の人や、英語を話せる人と話しておいた方がいいと思うよ。
自分の使える範囲の英語で、実践を積んでおくのは、アメリカ行く前にも結構大事。
留学してから初めて英語を使うと口が慣れるのに時間がかかっちゃってもったいないから。
今は日本にも外国人の先生が教えてくれる場所とかいろいろあるから、そういうのを使って喋る練習をしておくといいと思う。
あと、分からないことは恥ずかしがらずに全部聞いちゃった方がいい。
日本と比べて質問しても誰も変だと思わないし、多分日本でも変だと思う人はいないと思う。
みんな自分の言葉のことばっかり気にしてるから、恥ずかしがらずに質問しちゃっていいと思う。
まとめ
一人部屋がゆえの「隣の部屋の友達」から始まり、
ルームメイトのマイクとの相性、
月1回の日本人コミュニティ、
そして「1年半は苦痛だった」という外国人の友達づくりの本音まで。
留学生活における人間関係は、決して一様ではなく、ワンダなりの試行錯誤の積み重ねでした。
次回は、
放課後や休日の過ごし方、
カルチャーショック、
ホームシックなど、
アメリカでの日常生活についてママ美が聞いていきます。






コメント