留学の荷物は何に入れていけばいい?
と、気になる方に留学のカバン・スーツケース・手荷物完全ガイドをまとめました。
留学の移動は引っ越しと同じ荷物なのに
限られた手荷物で何にいれればよいか悩みますよね。
この記事では、留学経験者の視点から「鞄・スーツケース・荷物」をテーマに、
- おすすめのスーツケース
- どんなサイズ・種類を選ぶべきか
- 留学先で必要になる荷物入れ
- 各航空会社の荷物制限
などを、実例を交えてわかりやすく解説します。

おすすめのスーツケース・鞄
鞄容量の目安

留学準備で最初に迷うのが、「どのくらいの鞄を用意すればいいのか?」という点。
実際の生活を想定すると、スーツケースだけではなく、学校・週末・小旅行などシーン別に複数の鞄を使い分けることが大切です。

留学中はいろんなシーンが発生するので用途に合わせてバッグがあると便利
ここでは、留学生活で実際によく使われる鞄と、その用途・容量の目安をまとめます。
| 鞄の種類 | 目安容量 | 主な用途・特徴 |
|---|---|---|
| 大型スーツケース | 約90〜120L | 入寮・長期滞在用。 衣類・靴・生活用品など“生活一式”を入れる。 ボーディングスクールや長期留学の「引っ越し」タイミングに最適。 |
| 中型スーツケース | 約70〜90L | 一時帰国やホリデー時の移動に。 季節の服入れ替えやお土産用にも便利。 |
| リュック(バックパック) | 約25〜35L | 通学用・機内手荷物用。 ノートPCや1日分の衣類を入れる。 PC収納ポケット付きタイプが使いやすい。 |
| 普段用バッグ(トートやショルダー) | 約10〜20L | 放課後や週末の外出時に。 スマホ・財布・水筒・羽織などを入れる。 学校外の活動時に重宝。 |
| スポーツ・ボストンバッグ | 約40〜60L | 寮の外泊や週末の旅行時、スーツケースに入りきらない荷物の持ち運びに。 折りたためるタイプなら収納も省スペース。 |
ポイント
- すべてを最初に完璧に揃える必要はありません。現地生活で必要になったら追加購入でOK。
- カバン同士の大きさのバランスを意識。
たとえば「120L+30L+15L」で揃えると、重なって収納しやすく、帰国時もスマートです。- カラーは目立つ色やタグを付けると、空港で取り違え防止になります。
留学中は“鞄の選び方=生活のしやすさ”。
出発前に「どんなシーンでどんな鞄を使うか」をイメージしておくと、荷造りもずっとスムーズになります。
鞄・手持ちバッグの数と役割分担
留学では「どのくらいの鞄を持って行くか」が、意外と悩みどころ。
持ちすぎると移動が大変、少なすぎると現地で困る——そのバランスが難しいところです。
うちではこんな感じで使い分けています。
◆ 学年が変わる/入寮など荷物が最も多いタイミング
→ 90〜120Lのスーツケース1個 + スーツケース1個 + リュック(手荷物)
衣類・寝具・文具・生活用品など、ほぼ“引っ越し”に近い量。

◆ 通常の日本との行き来(休暇・短期帰国など)
→ 70〜90Lのスーツケース1個 + リュック(手荷物)
現地に生活基盤ができた後は荷物もだいぶ減り、1個で十分。
日本の家族へのおみやげや自分の服がメインです。

◆ 留学先での泊まりがけ(友人宅・週末旅行など)
→ ボストンバッグ(40〜60L前後)+ リュックorトートバッグ(手荷物)
留学中は意外と泊まりイベントが多く、寮外の週末旅行やアクティビティ合宿などで活躍します。
折りたためるタイプを選べばスーツケース内にも入れやすく、現地での小旅行に便利。

ポイントは、
①入寮時・入学時
②長距離移動時(長距離移動時)
③現地の短期旅行
で、場面に応じて持ち方を分けること。
最初から完璧に揃えようとせず、現地で必要に応じて追加購入していく方が身軽にスタートできます。
おすすめスーツケース・鞄モデル紹介
留学準備の中でも「どんな鞄を選ぶか」は、現地での快適さを左右する大きなポイント。
ここでは、実際に留学生たちがよく使っている5種類の鞄を紹介します。
それぞれ用途が違うので、自分の生活スタイルに合わせて選んでみてください。

ワンダの実績や実際留学している周りのお友達の持ち物を参考にしてます!
キャスターバッグ(ローリングダッフル)

これは正直、目からうろこでした。
入寮のとき、アメリカ人の学生がみんなこの“巨大キャスターバッグ”を引いていて「なにこれ!?」と驚いたのを今でも覚えています。
スポーツをやっている方ならご存じかもしれませんが、底なしに荷物が入る万能タイプ。

特にスニーカー・ブーツ・スポーツ用品など、かさばるものを運ぶのに最適です。
・容量目安:80L以上
・おすすめブランド:MIZUNO・Coleman(コールマン)など
・女子向け:THE NORTH FACE や NIKE のカラフルモデルも人気


構造的にスーツケースより軽く、柔軟に荷物を押し込めるのも魅力。
ただし、完全防水ではないので雨天時はレインカバーがあると安心です。
スーツケース

最も一般的で、どの留学生も必ず使うタイプ。
「とりあえずこれが1つあれば安心」という定番です。
学生のうちは、高価なブランドよりも“目立つカラー”や“使いやすさ”を優先した方が実用的。
空港では黒いスーツケースが圧倒的に多く、目立つ色(ブルー・シルバー・ピンクなど)や、大きめのタグ・リボンを付けておくのがコツです。
ロストバゲージ時の見分けにくさが解消されてよいです。


ワンダはドンキで買ったブルーのスーツケースをずっと使ってます
・容量目安:70〜120L(長期滞在なら90L以上)
スポーツバッグ(ボストンタイプ)

留学生活では、意外と泊まりがけのイベントが多いもの。
友達の家・校外学習・部活の合宿など、スーツケースを引っ張るほどではない場面で活躍します。
特にスポーツ系の学校では、練習着やスパイクなどを入れる大容量バッグが必須。
普段のリュックとは別に、少し大きめのバッグを1つ持って行くと安心です。
・容量目安:40〜60L
・おすすめブランド:adidas、Under Armour、THE NORTH FACE、Patagonia など
・折りたためる軽量タイプが便利
リュック(バックパック)

まさに留学の“相棒”。
機内手荷物としても使え、学校生活では毎日背負うことになります。
リュックは2つ持ちが理想です。
1つは日本から持参、もう1つは現地で買うのもおすすめです。

学校によっては「人気ブランド」や「寮生定番」があり、
現地で友達とおそろいにするのも楽しいです!
・容量目安:25〜35L
・おすすめブランド:JanSport、Herschel、THE NORTH FACE、Fjällräven(フェールラーベン)など
・PCポケット付き・軽量・防水素材をチェック


ワンダはずっとプレゼントでいただいたこのバッグを使ってます
トートバッグ・ショルダーバッグ
女子学生にはリュックよりトート派も多いです。
ちょっとした外出・街歩き・カフェ勉強など、軽く出かけたい時にぴったり。
中でも人気なのが、フランス発のロンシャン(Longchamp)。
軽くて丈夫、折りたためるのに上品で、世界中の学生が愛用しています。
「留学の記念に買う」人も多く、ファッションと実用を両立できる万能アイテムです。

・容量目安:10〜20L
・おすすめブランド:Longchamp、L.L.Bean、GUESS、Tory Burch など
💡 まとめ:鞄は“生活の道具”と“思い出の相棒”
スーツケースは移動用、
キャスターバッグは大容量用、
リュックとトートは日常使い、
スポーツバッグは泊まり用。それぞれの場面で使い分けることで、留学生活がぐっと快適になります。
荷物量とパッキングの基本ルール
荷物が多すぎるとどうなる?
よくある失敗が「とにかく不安で全部持って行く」パターン。
結果、
→空港で重量超過
→現地で収納に困る
→帰国時にお土産が入らない
などトラブル続出。
特に留学生は「生活品」まで詰めがちですが、アメリカやヨーロッパではほとんどの生活用品が現地調達可能です。
“足りなかったら買う”発想でOK
荷物を減らす勇気が、身軽でストレスの少ない留学生活をつくります。
パッキングや持ち物についてはこちらの記事にまとめてあります!
ぜひ参考までにご覧ください。
パッキングのコツ

1️⃣ 圧縮袋を使いすぎない
→ 確かにスペースは減るが、重くなりやすく衣類がシワになりやすい。
軽圧縮タイプで十分。
2️⃣ 重いものは底に
→ キャスター近くに靴や液体、軽い衣類を上に。バランスを取ると壊れにくい。
3️⃣ 使用頻度順に並べる
→ 到着初日に使う物は上部に。下着・スリッパ・変換プラグなど。
4️⃣ スーツケース内を仕切る
→ 100円ショップの仕切りケースが便利。小物・充電器・文具を分類。
5️⃣ 帰りのことを考えてスペースを残す
→ 帰国時は荷物が必ず増えます。余白は最低でも15%確保。
ボーディングスクールの生活についてもこちらの記事で詳しくまとめてます。
どんなものが生活で必要になるかぜひ参考にしてみてください。
航空会社の荷物ルールを理解する

荷物トラブルを防ぐために、必ず航空会社の「預け入れ」「機内持ち込み」ルールを確認しておきましょう。
次章に2025年最新版をまとめていますが、基本は以下です。
- 預け入れ:23kg×2個まで(北米・欧州路線)
- 機内持ち込み:7〜10kg前後/55×40×25cm以内
- 超過料金:1個につき15,000円前後
- 液体類は100ml以下×10個まで(1L以内)
航空会社によって微差があります。
特に「留学生向け追加手荷物キャンペーン」は、ANA・デルタ・ユナイテッドが実施していることが多いので、公式サイトを要確認です。
航空会社別・荷物ルールの目安(2025年版)
| 航空会社 | 無料預け荷物 | 手荷物の上限 | 備考 |
|---|---|---|---|
| JAL | 23kg × 2個まで | 10kg前後(55×40×25cm以内) | アメリカ路線は2個無料。超過料金約15,000円。 |
| ANA | 23kg × 2個まで | 10kg前後(55×40×25cm以内) | 北米・欧州路線は2個無料。学生向け追加キャンペーンあり。 |
| DELTA | 23kg × 2個まで | 約7kg | 学生特典あり。マイレージ登録で優遇も。 |
| UNITED | 23kg × 2個まで | 約7kg | 学生証提示で追加許可の場合あり。 |
| AMERICAN | 23kg × 2個まで | 約7kg | 荷物1個あたり上限158cm。超過料金に注意。 |
※各社ともビジネスクラス・上級会員は別規定。

合わせて子供たちの単身渡航の安全ガイドについてこちらの記事にて詳しく解説しております。
航空会社選択の際、合わせてご活用ください。
出発前&到着後の荷物管理術
<出発前チェック>
・体重計で総重量を測定(23kg以内)
・鍵の確認、ネームタグ装着
・パスポートや入学書類を別ポーチへ
<到着後>
・スーツケース破損・遅延時は「Baggage Claim」で報告
・タグ番号の控えを忘れずに
・保険加入者は破損・遅延時に補償請求可
<帰国時対策>
・お土産スペースを残す
・不用品は現地で寄付または処分
まとめ
留学準備でいちばん時間がかかるのは、実は「荷物整理」です。
でも、コツを押さえれば誰でも効率よくできます。
1️⃣ 期間に応じた容量(90L前後が目安)
2️⃣ 鞄は3点構成(スーツケース・機内バッグ・通学用)
3️⃣ 現地調達できる物は持たない
4️⃣ 航空会社ルールを事前確認
そして何より、“荷物は心の余白”です。
詰め込みすぎず、現地での新しい生活や出会いのスペースを残しておきましょう。
留学は旅の延長ではなく「生活の始まり」。
しっかり準備して、安心して飛び立ってください。








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