「ボーディングスクールってなぜそんなに高いの?」
留学情報を調べると“年間1000万円超”という数字に驚く人も多いと思います。
でも、その金額には単なる学費以上の“教育への投資”が隠れています。
- ネイティブのような英語力
- 国内では培えない国際性
- 寮生活で成長する独立心
- 世界のトップ校への進学実績
この記事では、授業料・寮費・設備・教育の質など、
実体験を元にご紹介させていただきます!
この記事を読んだら年間1000万円の費用も納得していただけるはずです!?

1. ボーディングスクールとは?
1-1. ボーディングスクールの基本構造

ボーディングスクール(Boarding School)は、全寮制の私立学校のこと。
生徒はキャンパス内で寝起きし、授業・食事・課外活動のすべてを学校内で行います。
つまり「勉強・生活・人間形成」が一体化した教育モデルです。
ボーディングスクールについて詳細はこちらの記事に書いています!
ぜひご覧ください。
1-2. 一般的な学費の目安
ボーディングスクールの平均費用は年間6万〜8万ドル(約900〜1200万円)といわれてます。
実際の学費の一例としてChoate Rosemary HallのHPから画像を抜粋させていただきました。

Boarding : 寮生
Day : 通い生徒

イギリスのEton Collegeも同水準です。
2. なぜボーディングスクールは高いのか?
2-1. 一流教師による少人数制教育
ボーディングスクールの多くでは、教師:生徒の比率が約7:1ほど。
日本の一般的な学校では、1人の担任が40人前後の生徒を受け持つのが普通です。
この違いからも、どれだけ一人ひとりに目が届く教育が行われているかが分かります。
少人数だからこそ、学習面のサポートだけでなく、
メンタルケアや個性の伸ばし方まで丁寧に見守ることができます。
ボーディングの「高額な学費」は、こうした密度の高い教育環境を維持するための投資でもあるのです。
教師の多くが修士・博士号を持ち、1クラス10人前後の少人数制。
中にはプロのアーテイストとやアスリートコーチもいたります。
討論や発表が中心の授業で、生徒一人あたりにかかる教育コストが高くなります。
2-2. 寮費と生活サポート費

教職員が寮に常駐し、食事・健康・夜間見回りまで24時間体制でサポート。
このため学費の3〜4割が寮運営費に充てられています。
食事にも非常に力を入れているところが多いので入学前に学校に聞いてみると快く教えてくれます。
ちなみにこちらがワンダの学校の食堂紹介です。
学校でとれた野菜やミルクをたくさん使われておりレストランのように充実したラインアップです。
またアイスクリームが食べ放題という嬉しい悲鳴が聞こえてきそうなサービス!





こちらの動画ではChoate Rosemary Hallの寮紹介の画像が見られます!
合わせてワンダのボーディングスクールでのリアルな生活状況についても紹介してます!
2-3. 広大な土地と圧倒的な施設の充実
ボーディングスクールは、東京ドーム数十個分の広大な敷地を持つ学校も多く、
- 芝のグラウンド
- ボートハウス
- 音楽ホール
- 劇場
- アイスリンク
- 屋内プール
- 馬場
- 牧場
- 教会






なかには動物園がある学校もあるとか!!!!
まるでひとつの「街」のようなスケール感。これで高校!?
この施設の維持費と管理人件費が年間費用を押し上げる大きな要因になっています。
安全で快適な環境を維持するために、常に修繕・アップデートが行われています。
これだけ環境が充実しているのは、単なる贅沢ではありません。
ボーディングスクールには、
「生徒が興味を持ったことを、最高の環境で思いきり挑戦させてあげたい」
という明確な理念があります。
スポーツ、音楽、科学、演劇――
どんな分野でも、子どもが「やってみたい」と思った瞬間に、その夢を支える舞台がすぐそばにある。
それがボーディングの本質であり、高額な学費の背景にある“教育への情熱”なのです。
2-4. スポーツ・芸術活動の充実

ボーディングでは学業だけでなく、
スポーツ・芸術・ボランティアも教育の一部。
ボーディングスクールがスポーツや芸術にこれほど力を入れるのには、明確な理由があります。
それは、アメリカやイギリスのトップ大学の入試では、スポーツ・芸術の実績が非常に重視されるからです。
大学にはスポーツチームごとに専属のコーチがいて、
彼らには一定の「推薦枠(リクルート枠)」が与えられています。
「推薦枠(リクルート枠)」
高校時代から優秀な選手やアーティストと連絡を取り、自分の大学チームに迎えたいと思えば、
その生徒の合格を入試担当に推薦できる仕組みです。
つまり、スポーツや芸術の成果はそのまま大学の合否に直結する重要な要素。
そのためボーディングスクールでは、在学中により良い成果を出せるよう、
専属コーチの採用や最新設備の整備に惜しみなく投資しています。
競技によっては複数のトレーニング施設を持ち、プロ経験のあるスタッフを雇うことも珍しくありません。
生徒はまるで“プロ育成環境”のような舞台で、世界レベルの指導を受けることができるのです。
3. 「高いけど納得」と言われる理由
3-1. 手厚い個別ケア
生徒一人ひとりにアドバイザーが付き、学習・進路・生活を全方位でサポート。
教師は「教える人」ではなく「伴走者」のような存在です。
一人の生徒に対して
- 寮の先生
- 進学アドバイザー(受験先の相談)
- スクールカウンセラー
- アスリートコーチ
- 生活アドバイザー(学校の授業の取り方や英語の遅れについてなど相談)
- ナース

これだけの先生がサポートでついてくれる充実度。
実はこれ生徒だけでなく親も相談先が多いということは大変有難いのです。
3-2. 世界基準の教育と多様性
50か国以上から留学生が集まり、日常的に異文化理解と英語運用力を磨きます。
この環境がグローバル大学進学に大きな強みとなります。
3-3. トップ校への進学率の高さ

これが最大の理由のひとつかと思います。
ボーディングスクールの卒業生は、世界中の名門大学に多数進学しています。
アメリカでは
- ハーバード
- イェール
- スタンフォード
- MIT
- アイビーリーグ
イギリスでは
- オックスフォード
- ケンブリッジ
日本人留学生も
- 東京大学
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 医学部
などに進学する例が増えています。
これらの実績は、ボーディングが単なる「高額な学校」ではなく、
確実に成果を出す教育機関であることを示しています。
つまり、高い費用には「次のステージへつながる結果」が含まれているのです。
また、ハーバード、オックスフォードなど名門大学へ進学する生徒も多く、
その同窓ネットワークは社会での大きな財産になります。
4. 保護者のリアルな声
「高いけど投資だと思える。息子の自信と社交性が見違えるほど変わった。」
「学費以上の成長を見た。あんなに内気だった子が世界中の友人と話している。」
「高い=ぜいたくだと思っていたけれど、今では“未来への投資”と感じている。」
5. 日本の教育費と比較するとどうか?
一見すると、ボーディングスクールの年間1000万円という費用は驚くほど高額に思えます。
しかし、日本で子どもを育てる際にかかる教育関連費を整理すると、単純な比較はできません。
| 費用項目 | 日本の平均的支出(年間) | 備考 |
|---|---|---|
| 学費(私立中高) | 約120〜180万円 | 授業料・教材費など |
| 塾・予備校代 | 約100〜200万円 | 受験・英語・進学対策 |
| 食費・生活費 | 約80〜100万円 | 昼食・通学・お弁当など |
| 旅行・習い事・部活動 | 約50〜100万円 | スポーツ送迎・発表会など |
| 合計 | 約350〜600万円 | 地域・家庭により差 |
ボーディングはこの約1.5〜2倍の費用ですが、
その中には「教育+生活+経験+成長支援」すべてが含まれます。
- 親の送迎不要
- 24時間の生活・学習サポート
- 多国籍の友人との共同生活
- スポーツ・芸術・ボランティア体験
- 安全で自立を促す生活環境
日本でこれらを個別に用意すれば、同等かそれ以上の費用がかかるでしょう。
つまりボーディングは「高額」ではなく、包括的な教育パッケージと考えることができます。
6. まとめ:高いのは“価格”ではなく“価値”
ボーディングスクールの学費が高いのは、
一流の教育環境・安全な生活・多様な文化体験・人間的成長が含まれているから。
日本の教育費と比較しても、内容を見ればその高さには理由があります。
教育への投資は贅沢ではなく、「未来への投資」。
ボーディングの“高さ”は、子どもの人生を大きく広げる価値の裏返しです。
実際にボーディングスクールを検討される方は合わせて
海外の学年の早見表や留学エージェントの必要性についてもまとめております。
ぜひ合わせて参考にしてみてください!!







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