留学に何を待っていけばいいの?
と、気になる方に留学に必要なものそして不要だったものをまとめました。
留学前の荷造りで、誰もが一度は悩むポイントです。
旅行と違って“現地で生活する”となると、持ち物の選び方がまったく変わります。
私も息子のアメリカ留学準備をした際、
- これ、要らなかったな
- あれを持ってくればよかった!
と気づくことがたくさんありました。
この記事では、
実際に留学生活で本当に役立ったもの
意外と不要だったもの
の両方を紹介します。
これから出発する人が、スーツケースの前で迷わないように——。
必須アイテムから、現地で調達できるものまで、わかりやすく整理しました。

留学前の準備として知っておきたいこと
荷物を減らすための“持っていく・持たない”の基準
持ち物リストを作るときは、「本当に必要か?」を次の3視点で考えると整理が早いです。
・最初の3日以内に必要か?
・現地で安く・簡単に買えるか?
・日本製の品質が大事か?
この3つのうち1つでもYESなら持っていく価値あり。
「全部持って行く」より
「現地で生活を始める余白を残す」ことが大事。
持ちすぎると移動も空港も苦労します。
学校からの持ち物リストに必ず従う
留学準備で最初にすべきは、学校が配布する持ち物リスト(Packing List)をよく確認することです。

ボーディングスクールや大学によって、
持ち込みが許可されている物・禁止されている物の基準が異なります。
特にジュニアボーディングでは、安全面・管理面の観点から、
テクノロジー系機器の持ち込み数が制限されていることが多いです。
- スマートフォン1台
- タブレットは申請制
- ゲーム機不可
一方で、個人使用のスポーツ用品や楽器は持ち込み可能なことがほとんど。
ただし、収納スペースや破損リスク、保険の扱いなどもあるため、
事前に学校へ確認しておくのが安心です。
また、
・スケートボード
・ドローン
・電動キックボード
などの“グレーゾーン”アイテムは、
寮やキャンパス内では禁止されている場合があります。
これらは必ず学校のStudent Handbookや担当寮監(Dorm Head)に確認を。
つまり、
「まずは学校のリストに従い、疑問点は確認」が鉄則。
持ち物リストは“自由の制限”ではなく、
“現地でトラブルなく快適に暮らすためのルール”として理解しておくと良いでしょう。
パスポート・ビザ関連
留学準備で最初にやるべきは、書類と貴重品の整理です。
・パスポート(ビザ付き):有効期限は「出発日から6か月以上」残っているもの
・入学許可証(I-20、LOAなど)
・SEVIS費用の支払い証明書
・授業料の支払い証明書
・滞在先の連絡先
これらは、すべて手荷物にまとめて持ちましょう。
おすすめは「ファスナー付きのファイルにまとめる」方法。

また、これらの書類は紙のコピー+スマホのPDF両方を用意しておくと安心です。
紛失・盗難時に再発行がスムーズ。
パスポートなどのビザ関連の持ち物について詳しくこちらの記事にまとめています。
合わせてどうぞ!
これで手続き時も迷わず取り出せます。
現地に行って足りないものがあったときどうする

どれだけ丁寧に準備しても、
あ、これ持ってくればよかった!
というものは必ず出てきます。
そんなときも大丈夫。
現地ではいくつかの方法で対応できます。
学校の買い出しサポートを利用する

多くのボーディングスクールでは、
週末や週に一度、近くのスーパーへの買い出し日があります。
スクールバスでTarget(ターゲット)やWalmart(ウォルマート)などの大型店に連れて行ってくれるため
日用品・お菓子・季節用品などはほとんどそこで揃います。
現地の生活に慣れるほど、この買い出し日がちょっとしたリフレッシュにもなります。

買い物帰りにスタバ飲んだりしてとても楽しそうです!
日本から送ってもらう
「どうしても現地で手に入らない」
「日本のものが恋しい」
日本から送ることもできます。
ただし、送料が高く、時間もかかるのが現実。
多くの場合、中身より送料のほうが高くて泣けるという声も多いです。
EMSや国際宅配便を使う場合は、
送る前に必ず学校に連絡して送付先を確認しておきましょう。

大体5,000~9,000円くらいでした涙
毎回郵便局で気絶しそうになります笑
③ 現地のAmazonや宅配サービスを使う

留学して驚くのが、Amazonや現地ECサイトの便利さ。
アメリカならAmazon.com、カナダならAmazon.caなどを使えば、
必要なものが翌日届くことも珍しくありません。
日本からも注文可能で、本人宛てに直接配送してもらえるケースも多いです。
留学生活が始まると、これが本当に頼りになります。
④ 送り方の注意点
意外とトラブルが多いのが“住所の書き方”。
アメリカの学校では、寮宛ての配送は通常住所と違う専用の宛先を指定していることがあります。
届かない・返送されたというケースも少なくありません。
送る前に必ず学校(特に寮の先生)に確認しましょう。
基本は次のように書くと確実です。
(本人の名前)
(学校で指定された配送用住所)
+ 学校名
+ 寮の名前(Dorm Name)
この形式を守るだけで、荷物の迷子率がぐっと減ります。
ちなみに、Amazonなどで寮名入力欄がない場合は「Address Line 2」に寮名を入れておくと確実です。

2週間以上のサマースクールなら送れると思います!
ボーディングスクールでの荷物の受け取りについてこちらの記事にまとめます。
お金事情

こどもを留学させるときお金のことはかなり悩みました。
あまり持たせすぎるのも考えものですし、単身なのでなにかあったらと思うと、、、
結論から言うとクレジットカードがおすすめでした!
クレジットカード
各国の物価高く限られた現金ではかなりひもじい留学生活になりがち。
家族カードであれば高校生からでもクレジットカードが使えます。
ちなみにこちらのカードですと、子供がカードを使用すると親の指定した連絡先に使用内容がリアルタイムで送られてくるのでとても便利です。
あと大切なのはできるだけカード会社は
・VISA
・MASTER
をおすすめします!
世界的に広く使用できるカード会社の方が安心ですね。
デビッドカード
交通系ICのように入金した額だけがつかるカード。
中学生はこちらをもっていることが多い。
但し日本で作れるところが少ない。
現金

ワンダは中学生の間はずっと現金でやってました。
学校から週一度のおこづかいをもらいそれでやっていくのですが
あとから知ったのがほどんどの生徒がクレジットカードやデビッドカードを持っていてかなり本人は我慢したりすることが多かったそうです。
中学の卒業式の日に知り、かわいそうなことしたなと反省しました。

クレジットカードは管理が難しいからルールをきちんと決めたうえで預けるのがいいのかなと思います。
ノートパソコン・スマートフォン・変換プラグなど電化製品
・スマホ:SIMフリー化して現地SIMに対応
・モバイルバッテリー
・ノートPC/タブレット
・変換プラグ
・延長コード
日常生活を支える“衣類・日用品”
衣類の選び方:気候・滞在期間・洗濯環境を見据えて

衣類は「季節」「洗濯頻度」「収納スペース」で決めると無駄が減ります。
・Tシャツ×5
・長袖(シャツ)×2
・パーカー×2
・パンツ×2
・下着×7~10
・スニーカー×2
・運動靴(現地で調達でもOK)
・フォーマル×1
寒冷地なら軽量ダウンやインナーは日本から。
厚手コートは現地気候に合わせて購入するとかさばらず経済的。
暖温地なら水着、ハーフパンツを忘れずに。

ワンダは一時ミニマリストを目指し服を最小限で行ったら毎日ほぼ同じ服になり「服持ってないの?」と恥ずかしい想いをしたと言ってたのである程度も持って行った方がよいです笑

洗濯に出すと服が無くなることがよくあります。
なので、高価な服などは持っていくのをやめるか洗いに出すのはおすすめしないです
洗面・衛生用品・生理用品など日本から持っていくべきもの
・歯ブラシ・歯磨き粉
・シャンプー・リンス
・ボディーソープ・体洗うタオル
・生理用品
・メガネ
・コンタクト・洗浄液
・つめ切り・綿棒・日焼け止めなど

シャンプーは向こうで買えるとの情報がよくあるのですが、最初は忙しくて買いに行けないことが多いのでしばらくは使う分は日本から持って行ってください。
ワンダは忘れてしばらくノーシャンプーだったことが、、、、、

目が悪い人にとってメガネ、コンタクト用品は命綱です。
これ忘れたら現地で作り直すのはかなり厳しい、、、
うちはコンタクトの替えが0なのに日本から発つ日に気づいて
高いお金で送りました涙涙
フォーマルウェアは必須アイテム!


海外では結構正装になる機会があります。
ジュニアボーディング(中学生)でも必ずキチンとした服は持っていくと便利です。
- ジャケット
- 白シャツ
- ベルト
- スラックス
- 革靴もしくは黒のスニーカー
- ジャケット
- ドレス(色は何でもOK)
- パンツスーツでもOK
- パンプス(何色でもOK)
女子向け:留学生活を快適にする必須アイテム

ここからは女子留学生ならではの持ち物リスト。
実際に留学してみて
「これがあってよかった!」
「最初から持っていけばよかった…」
と感じたアイテムを紹介します。
海外の学校ではおしゃれや身だしなみへの意識が高い一方で、日本と違う文化や環境に戸惑うこともあります。
準備をしておくだけで、現地での生活がぐっと快適になりますよ。
服(特に私服校の場合は多めに)
制服がない学校では、服装のバリエーションが想像以上に大事です。
海外の女子生徒はとてもおしゃれで、特に韓国や中国からの留学生はファッションに気を使っている子が多く、
「おしゃれ=自己表現の一部」
お気に入りの服やアクセントになるアイテムをいくつか持っていくことで、
現地でも自分らしくいられるし、話題のきっかけにもなります。
ただし荷物がかさばるので、トップス中心・重ね着できる服を多めに、ボトムスは回して使うのがポイント。
メイク・基礎化粧品(日本製を中心に)

肌に合う・合わないは個人差がありますが、海外製コスメは刺激が強いことも。
まずは普段使っている日本製のスキンケア・メイク用品を持参し、
現地で徐々に試していくのがおすすめです。
特にファンデーションや日焼け止めは色味・質感・香りが海外製とはかなり違うため、日本のものが安心です。
長期留学なら、詰め替え用パウチタイプをいくつかストックしておくと便利。
寮では湿度や水質が違うので、保湿重視のスキンケアが合う人が多い印象です。
アクセサリーや高価な持ち物は控えめに
アクセサリー、ブランドバッグ、靴などの高価な持ち物は持ち込みを控えるのが安全です。
海外では紛失や盗難が起きることもあり、「大事なものほど持たない」が鉄則。
日常的に使うアクセサリーは失くしても後悔しない程度のものにしておくのが安心です。
とはいえ、小ぶりなイヤリングやシンプルなアクセントは気分を上げてくれるので、
“お気に入りを1〜2点だけ”持っていくくらいがちょうど良いバランスです。
ヘアードライヤー・アイロン

これは正直日本から持っていくことは強くおすすめします。
寮ですとドライヤの風圧が弱くなかなか乾かない上に使用が順番なので非常に不便です。
家電量販電ですと電圧の変更なしに使えるドライヤーやアイロンが売ってるので
ぜひ見に行ってみてください!

私は旅行でも海外に行くときはドライヤーとアイロンを持参してます
あってよかったもの・あった方がよかったもの
実際に留学してみて、「これは持っていって本当によかった!」と思うもの、
逆に「持ってくればよかったな…」と後悔したものを紹介します。
これから留学する方だけでなく、留学するお子さんや友人へのプレゼント選びにも役立つはずです。
寮用のサンダル(これは必須!)
これは本当に必須アイテムです。
授業や部活を終えて寮に戻ったあと、週末に校内を歩くときなど、
みんなサンダル+靴下スタイルで過ごしています。
日本ではあまり見ない組み合わせですが、海外ではごく普通のリラックススタイル。
特に寮内は床が冷たかったり、スニーカーを脱ぎたいタイミングが多いので、
サンダルが一足あると本当に快適です。
男子はナイキやアディダスなどのスポーツブランドのスライドサンダルが定番。
女子はクロックスやUGGのスリッポンタイプが人気で、冬でも靴下と合わせて履いている子が多いです。見た目もかわいく、さっと履けて実用的。

ひとつ持っておくだけで、
“留学生活のくつろぎ時間”が格段に快適になります。
小さいお菓子(個包装タイプ)

個包装になっている日本のお菓子は、本当に万能です。
とくに私のおすすめは大袋に入ってるのではなく連なっているもの。
ひと袋単位で持っていくとあっという間になくなりますが、小分けなら少しずつ食べられて長持ち。
さらに、現地の友達に「これ日本のお菓子だよ」と分けることで自然な会話のきっかけにもなります。
息子ワンダのバッグにも、いつも余ったスペースに詰め込めるだけ詰め込んでいます。
最初のうちは“日本の味”が恋しくなるので、心の支えにもなります。
レンチンごはん(電子レンジで温められるご飯)

「これほど助かったものはない」と断言できるレベルの便利アイテム。
現地の食事が口に合わなかったり、忙しくて食事時間を逃したりする日もあります。
そんなとき、レンジで温めるだけのご飯があると本当にありがたいです。
ほとんどの寮やコモンルームには電子レンジがあるため、お湯やレンジで温められる食品は重宝します。
日本の味噌汁などと一緒にストックしておくのもおすすめです。
【特にサマースクール】寮生活向けの扇風機

意外と見落とされがちなのが暑さ対策。
寒さへの備えはしっかりしている学校が多い一方で、
アメリカ東海岸やヨーロッパでは冷房設備が不十分なことがあります。
ハンディタイプよりも、風量がしっかりある小型据え置きタイプのほうが実用的。
夏のサマースクールや9月入学直後など、気温が高い時期は特におすすめです。

実際、ワンダも「部屋が暑くて集中できない」と言っていて、後から扇風機を送ることになりました。
“持っていかなくてよい・ほどほどでいい”荷物リスト
荷物が重くなる原因と“不要なもの”の例

意外と不要だった上位はこれ。
①傘→移動が校内か車のことが多いのでほとんど出番なし
②コート→意外なのですが息子はボストンにも関わらず冬もスウェットで過ごしてました。
③多すぎる食料→食べきれなかったり税関を通れない可能性があります。
④電子辞書→パソコンで調べられるのでは必要なかったとのこと。
⑤くすり→校内にスクールドクターがいるので全く必要なかったです。
まとめ
留学の荷造りは“生活の再構築”。
ここで挙げたリストをベースに、行き先・期間・生活スタイルに合わせて微調整しみてください。
準備が整えば、あとは新しい世界へ。
スーツケースには“必要なもの”と“少しの勇気”を詰めて出発してください。








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