ワンダーボーイの中学生留学記10|合格発表の朝に届いた“まさかのメール”

留学記

合格発表を待つ日々

ジュニアボーディングスクールへの出願と面接を終えてからの数週間。
「合格発表はこの日にあります」とはっきり通知されたわけではなく、私たちはただ毎日ソワソワしながらメールを確認していました。

親としては「早く知らせてほしい」と気が気ではありません。
でも、心のどこかで私は「きっと大丈夫」と信じ切っていたのです。

半年間にわたる努力。
面接で見せてくれた堂々としたワンダの姿。
そして耳に残っていた「アメリカは入学は簡単、卒業が難しい」という言葉。

すっかり安心してしまっていて、「合格する」という未来しか想像していませんでした。


突然の通知:「Fay School Admission Decision」

そんな油断の中、ある日、朝4時半。
スマホに届いた一通のメールがすべてを変えました。

件名は 「Fay School Admission Decision」

眠気も吹き飛び、画面を開いた私は、心のどこかで「はいはい、合格ね」と余裕すらありました。

けれど、そこに表示されていたのは――

we are unable to offer Wanda a space for next year.

つまり、不合格。


血の気が引いた瞬間

目を疑い、何度も読み返しました。
でも、どう見ても「合格ではない」。

体の中から音を立てて血が引いていくような感覚。
人生であんなに冷たくなる思いをしたのは初めてでした。

まさか落ちるなんて。
準備万端だと思っていただけに、頭の中は真っ白でした。


第二希望すら用意していなかった

さらに状況を悪化させていたのは、Fay一本で挑んでいたこと。

出願スケジュール的に、すでに多くの学校は締め切りを迎えており、第二希望を出せる余地がありませんでした。
完全に想定外。準備不足。親としての甘さを突き付けられた瞬間でもありました。

「どうしよう」「進路がない」
恐怖と後悔が波のように押し寄せました。


朝5時、母に電話

誰にも言えずに一人で抱えるには重すぎて、非常識と思いながらも朝5時に母(ババ美ちゃん)へ電話。

「ちょっと待って」
「マジでどうしよう」

この二言を繰り返すしかなく、取り乱す自分がいました。


ワンダに伝える試練

でも本当の試練はここから。
小6の息子に「不合格だった」と伝えなければならない。

どう言葉を選べばいいのか分からないまま、私はただメール画面を見せました。

ワンダはしばらく無言で画面を見つめ、その後、ぽつりと一言。

「ちょっと一人にしてくれる?」

その背中を見送りながら、私は胸が締め付けられました。

母として何もできない無力さ。
小学生の子どもにこんな現実を突きつける辛さ。
静かな朝に広がる沈黙が、心に深く残りました。


この経験からの学び

この出来事を振り返ると、留学準備には「滑り止め校」や「第二希望の出願」がいかに大切かを痛感します。

  • 第一志望一本に絞らないこと
  • 早めに複数校へ出願しておくこと
  • 結果に左右されてもすぐ次に動ける準備をすること

留学の出願は国内の中学受験や高校受験とはまた違うルールがあり、保護者の情報収集とリスク管理が不可欠だと学びました。


母としてひとこと涙

「絶対大丈夫」と信じていた分だけ、不合格通知の衝撃は大きく、心が折れそうになりました。
でも、この出来事があったからこそ、次にどう動くべきか真剣に考えるようになり、結果として新しいご縁へとつながっていきます。

次回は、「もう時間がない」という状況で私たちがどう動き、どんな出会いがあったのか――その後のストーリーを書きたいと思います📩🌸

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