ハーバードを目指す子が通う! 中学ボーディングの実態

ボーディングスクールについて

こんにちは、ママ美です。

最近、日本でも「ボーディングスクール」という言葉を耳にすることが増えてきました。


でも「ジュニアボーディングスクール」と聞くと、まだピンと来ない方が多いのではないでしょうか?
実際、私自身が情報を集めていた頃も、日本語での情報はとても少なくて不安でした。

このブログでは、

  • ジュニアボーディングスクールって何?
  • 中学生から留学して本当に大丈夫?
  • どんなメリットがあるの?
  • そして、その先にある進学の可能性とは?

そんな疑問をお持ちのママさんやパパさんに向けて、私の体験も交えながらお話ししていきます。


ジュニアボーディングスクールって?

ボーディングスクールというと「高校生が通う全寮制の学校」というイメージが強いですよね。


でも実は、その前段階として 小学4年生から中学3年生(アメリカではGrade 4〜9) を対象にした
ジュニアボーディングスクール があるんです。

全寮制で暮らしながら、勉強・スポーツ・芸術活動、そして日々の生活習慣までトータルで育ててくれるのが大きな特徴です。


先生やスタッフが24時間子どもを見守ってくれるので、親としても安心して任せられる環境が整っています。


ただの「寮に入れる中学校」じゃない

ジュニアボーディングスクールは、単なる“海外の中学校”ではありません。


実はここ、名門ボーディングスクール(高校)へ進学するためのプレップスクール という位置づけなんです。

アメリカの名門高校はとにかく倍率が高く、特に9年生(日本でいう高1)の入学枠は競争が最も激しい学年です。
そんな中、ジュニアボーディングから進学する生徒は、

  • 寮生活に慣れていて
  • 英語の授業スタイルにも慣れている
  • 課外活動の経験も豊富


つまり高校側からすると「すぐに学校生活に適応できる理想的な生徒」と映るんです。

そのためジュニアボーディングの卒業生は、名門ボーディングスクールへの進学率が非常に高い。
さらにその先には、ハーバード・イェール・プリンストンといった世界トップ大学への進学も開けています。
実際に多くの学生が ジュニアボーディング → 名門高校 → 名門大学 という「王道ルート」を歩んでいます。


中学生から留学するメリット

「でも中学生から留学なんて早すぎない?」と思う方も多いと思います。

ママ美
ママ美

私も最初はそうでした。正直、まだ子どもだし、親元を離れるなんて無理なんじゃないか…と。

けれど実際に息子を送り出してみて感じたのは、むしろ若い時期だからこそ吸収が早い ということ。

高校からいきなり留学した子と比べても、英語力や生活への適応力に大きな差が出るのは事実です。
「中学から行っておけばよかった」と口にするご家庭も少なくありません。

確かに最初はホームシックもありましたが、

学校側もたくさんの行事やサポートを用意してくれているので、

子どもたちは思っている以上にたくましく成長していきます。

私の息子ワンダも、最初の2週間は毎日電話してきたのに、その後はすっかり友達や勉強に夢中で電話もなくなったくらい(笑)。


日本人が増えている理由

最近は日本人の生徒も年々増えてきています。
特に教育熱心なご家庭、そして私立小学校からの転校組が多い印象です。

ワンダの友人も慶應や青学、インターの小学校からいらした方が多かったです。


たとえば慶應の中等部では、
名門ジュニアボーディング「Fay School」への長期留学プログラムも実施されています。

背景には、

日本の教育だけでは将来に不安を感じ、より早い段階で世界水準の教育環境に子どもを置きたい

という親御さんの思いがあります。


国際社会の中で生き抜く力をつけてほしい、そしてトップ大学への道を切り開いてほしい——

そんな願いからジュニアボーディングを選ぶ家庭が増えているのです。


中学からの留学は大丈夫?

もちろん、留学にはリスクもあります。
どんなに準備をしても、子どもによっては環境に合わず、途中で戻ってきてしまうケースがあることも事実です。
だからこそ「本当に大丈夫だろうか」と不安になるお気持ち、私も同じように感じました。

でも、実際に現地で生活を始めた子どもたちは、親の想像をはるかに超えるスピードでたくましく成長していきます。
最初は心細くても、気づけば友達や先生に囲まれ、どんどんその環境に溶け込んでいく。
若ければ若いほど適応も早く、言葉も生活習慣も自然と身につけてしまう力があるんです。

「中学から行かせて大丈夫かな?」と思っていた私自身も、実際には「中学から行かせてよかった」と思える場面が本当にたくさんありました。
あのときの不安が嘘のように、子どもは親の心配を置き去りにして前に進んでいくんです。


ホームシックについて

「まだ中学生なのに、親元を離れて大丈夫?」——これは私も一番心配していたことでした。
実際、息子ワンダも最初の2週間は毎日電話をしてきて、泣きそうな声を聞いた日もありました。
けれど、それを乗り越えると一気に友達や学校生活に夢中になり、電話の回数はぐんと減っていきました。

学校側も生徒がホームシックにならないように、毎週のイベントや寮のアクティビティをたくさん用意してくれています。
だから「親が想像するよりもずっと早く、子どもは新しい環境になじんでいく」というのが実感です。


親との距離感について

留学すると「親子の距離が遠くなってしまうのでは」と思う方も多いと思います。
でも、私が経験したのはその逆でした。

私は毎日5分でも「今日はどうだった?」と電話で話すようにしていました。
それは息子がホームシックを乗り越える助けにもなったし、親としてトラブルや不安を早めにキャッチできる安心の時間でもありました。

一緒に暮らしているときよりも「離れているからこそ、心のつながりが深くなる」。
ワンダとの関係も、留学を通してむしろ近くなったと感じています。

ママ美おすすめ!トップジュニアボーディングスクール7校

ここからは、私が実際に調べたり訪問したりして印象に残った「おすすめジュニアボーディングスクール」をご紹介します。
あくまで私自身の視点も交えているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


Eaglebrook School(マサチューセッツ州/男子校)

ジュニアボーディングの男子校といえば、まず名前が挙がるのがイーグルブルック。
同じ男子校のFessendenと並んで「2トップ」と言われるほど人気と実力を誇ります。
アカデミックも進学実績も高く、教師の数も多いのでケアが行き届いているのが印象的でした。
ただ、説明会では中国人家庭が特別扱いされているように見える場面もあり、国際色豊かな中でのパワーバランスも感じました。
👉 Eaglebrook公式サイト


Fessenden School(マサチューセッツ州/男子校)

入学の難易度はかなり高め。英語力がある程度ないと合格は難しい学校です。
それだけに「フェッセンデンに通っている」と聞くと、誰もが「おお!」と一目置く存在。
ボストンから車で20〜30分とアクセスも良く、生徒数は500人以上と多め。
日本人も常に5〜10人ほど在籍しているので、安心感もあります。
👉 Fessenden公式サイト


Fay School(マサチューセッツ州)

おそらく日本で一番有名なジュニアボーディング。
環境、進学実績、ブランド力、すべてがトップクラスで、知名度も抜群です。
慶應義塾が毎年留学先として指定していることもあり、日本人の割合は高め。
近年はアジア系が多く、同国出身者同士で固まりやすい傾向があるのも正直な印象です。
ボストンから車で約45分という立地の良さも人気の理由の一つ。
👉 Fay公式サイト


Rectory School(コネチカット州)

ここ数年で注目度が急上昇している学校です。
欧米生徒とアジア生徒のバランスがよく、施設も次々とアップデートされているのが魅力。
特徴的なのは ESLがない代わりに、放課後に家庭教師スタイルで学ぶ「IPT」制度
最初から現地の子たちと同じ授業を受ける点が大きな特徴です。
2025年時点では、日本人生徒が10人前後在籍しています。
👉 Rectory公式サイト


Rumsey Hall School(コネチカット州)

中規模の学校で、日本人は常に10人前後。
Tommy Hilfigerデザインの制服がとてもかわいらしく、親としても「着せたい!」と思うほど魅力的でした。
勉強・スポーツ・アートのバランスがよく取れていて、全体的に人気の高い学校です。
ただし、中国人生徒へのサポートがやや手厚い印象もあります。
また、半分ほどの生徒は通学生というのも特徴の一つです。
👉 Rumsey Hall公式サイト


Indian Mountain School(コネチカット州)

「良いジュニアボーディング」として必ず名前が挙がる学校。
アジア人や日本人が少なめなので、英語環境にどっぷり浸かりたい子には最適ですが、最初のハードルは少し高めです。
👉 Indian Mountain公式サイト


Bement School(マサチューセッツ州)

自然に囲まれた美しいキャンパスが魅力の小規模校。
実際に通うご家庭からは「先生がとても親身で、受験サポートも丁寧」という声を多く聞きます。
少数精鋭の環境で、一人ひとりをきちんと見てもらえる安心感があります。
👉 Bement公式サイト


その他の有名校

Cardigan Mountain School(ニューハンプシャー州/男子校)
North Country School(ニューヨーク州)

ジュニアボーディングスクールといっても、それぞれにカラーや特色があります。
男子校か共学か、英語環境の厳しさ、日本人の割合、サポートの手厚さ…。
お子さんの性格やご家庭の希望によって「合う学校」は大きく変わってくると思います。

私自身も学校を回ってみて「ここならうちの子に合いそう」と思えた瞬間がありました。


結局のところ、資料や評判だけでは分からない部分も多いので、できれば現地に足を運んで空気を感じてみるのがおすすめです

まとめ

ジュニアボーディングスクールは、ただの“海外の寄宿舎付きの中学校”ではなく、将来の名門ボーディングスクール、そしてその先のトップ大学へと続く大切なステップです。

もちろん不安もありましたが、実際に通わせてみると、子どもは想像以上にたくましく、自分の居場所を見つけて成長していきます。

今回ご紹介した7校は、いずれも特色があり、子どもの個性やご家庭の方針によって「合う・合わない」が分かれると思います。

大切なのは「この学校ならわが子が輝ける」と親として納得できる場所を見つけること。

それが子どもにとっても一番の安心につながるのだと実感しています。


あとがき

私自身、息子ワンダをジュニアボーディングスクールに送り出すときは、不安で胸がいっぱいでした。

けれど、そこから始まった経験は、親子にとってかけがえのないものになりました。

日本ではまだ情報が少なく、特に中学からの留学はマイノリティに思えるかもしれません。

でも実際は、同じように子どもの未来を信じて送り出すご家庭が年々増えています。
そしてもちろん高校からのボーディングスクールの生活も素晴らしいものです。

こちらの記事でボーディングスクール(高校)について詳しく解説しておりますので合わせてご覧ください。

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