この記事はこんな方におすすめ♪
- ボーディングスクール留学のメリットを実際に知りたい方
- 留学を検討していて「本当に行かせる価値があるの?」と迷っている方
「実際にボーディングスクールへ留学するとどんなメリットがあるの?」
そう思われる方は少なくないのではないでしょうか。
確かに高額な費用をかけても
「英語が少しできるようになっただけ」では割に合わないと感じてしまいますよね。
調べてみても実際に行った人が感じる留学のメリットというのはなかなか見えずらいもの。
でも、実際に留学した家庭では数字や生活の変化として見えるメリットがしっかりあります。
この記事では、息子がボーディングスクール留学を通じて得た成長をベースに、
留学でしか得られない4つのメリットをご紹介します。
なぜ今、ボーディングスクール留学生が増えているのか?
近年、アメリカのボーディングスクールに通う日本人は確実に増えています。
正確な公的統計はありませんが、私が体験した範囲でもこの傾向を強く感じています。
例えば息子が通ったジュニアボーディングスクールでは、
2010年代前半は全校で日本人生徒が数人だけでしたが、
ここ数年で20人以上に増加しました。
背景には、
- 日本経済や教育の将来に対する不安
- 「多様性を受け入れる力」を育てたいという親の思い
- 日本の受験一辺倒では得られない教育への期待
があると感じます。
実際、米国の全寮制中高の協会(TABS: The Association of Boarding Schools)のデータでは、
国際留学生の比率は全体の約15〜20%にのぼり、
その中でアジアからの学生が半数以上を占めています。
日本人もその一部として確実に存在感を強めています。
① 英語力の飛躍的な向上
留学の一番の目的として「英語力アップ」を挙げる家庭が多いと思います。
しかし、実際に現地で得られる英語力は単なる「テストの点数」以上です。
息子は 英語ゼロからのスタートでしたが、中学生の間に TOEFL iBT 85点を取得。
これは 英検準1級〜1級の間に相当するレベルです。
さらに英語で研究スピーチを行い、「アメリカの保険制度と課題について」発表するまでに。
日本で普通の中学生が同じテーマを英語で語るのは想像しにくいですよね。
ここで重要なのは、24時間365日が英語環境であるということ。
- 学校の授業
- 友人との会話
- 友人家族との交流
- ショッピング
- 病院
- 空港
学校だけではなく、全部が英語。
つまり、留学で身につくのは単なるテストの点数ではなく、
相手のペースや文化に合わせて会話する力、流行やニュースを交えた
“生きた英語”を使いこなす力です。
これはどれだけ日本で英語環境を整えても追いつけない、
留学でしか得られない本物の英語スキルだと実感しています。
② 世界・日本トップ校への進学チャンス

「帰国後に進学は大丈夫?」と心配される方もいますが、
結論から言えばボーディングスクールは進学実績に非常に強いです。
TABSのデータによれば、卒業生の87%が第一志望の大学に進学しています。
特に米国ではアイビーリーグやMIT、スタンフォードなどに進む生徒が多いのが特徴です。
日本に帰国する生徒も一定数いて、東京大学、慶應、早稲田、医学部などへ進学する例を数多く耳にします。
これは「英語力があるから」だけでなく、
課題解決力・リーダーシップ・アウトプット力などの資質が高く評価されるからです。
実際、ボーディングスクールでは授業が「丸暗記型」ではなく、
エッセイ・プレゼン・グループワーク・リサーチなど多角的に評価されます。
日本の受験勉強だけでは得られない力が、進学の武器になるのです。
③ 独立心と自己管理力の高さ

留学生活で最も大きな変化のひとつが「自立」です。
息子は渡航初日から、飛行機や入国審査を自力でこなし、
到着後は寮生活で掃除・洗濯・日用品の買い物まですべて自分でやらなければなりませんでした。
最初は「何をするにも自分で決めなければいけないのが一番大変」と言っていました。
日本にいれば親が手を貸してくれることも、現地では誰もやってくれません。
しかしその経験を経て、
- 「自分のことは自分でやる」
- 「自分で判断して行動する」
という力が自然に身につきました。
結果、日本に戻った際もご飯を自分で作り、掃除や洗濯を進んでこなす姿に驚かされました。
心理学的にも「自律性」が育つことは、自己肯定感を高め、人生における幸福度を押し上げるとされています。
④ ダイバーシティ(多様性)の理解

ボーディングスクールの特徴のひとつが、多国籍・多文化な環境です。
たとえば息子の学校では、30カ国以上から生徒が集まっているため、
宗教・価値観・文化の違いに日常的に触れます。
日本にいれば「同じバックグラウンドの友達」と関わることが多いですが、
海外ではそうはいきません。
時には国籍や文化を理由に意見がぶつかることもあります。
しかし、そうした違いを理解し、相手を尊重する姿勢こそが「グローバルスタンダード」。
ジェンダーやアイデンティティに悩む同級生を自然に受け入れる環境に触れたことで、息子自身も「人をそのまま受け入れる」ことが当たり前になりました。
これは将来、国際社会で働く上で必ず活きてくる資質だと感じます。
まとめ
ボーディングスクール留学のメリットは、単なる「英語が話せるようになる」だけではありません。
- 英語力の飛躍的な伸び(TOEFL85点相当レベルまで到達)
- 世界・日本トップ校への進学チャンス(卒業生の87%が第一志望へ)
- 独立心と自己管理力の高さ(自律性が育つ環境)
- ダイバーシティの理解(30カ国以上の同級生と共に学ぶ経験)
これらは日本国内では得にくい、大きな財産です。
最後に
今回は「ボーディングスクール留学のメリット」について説明させていただきました。
海外留学をすると飛躍的に英語力があがりますが、「TOEFLなどの自主勉強」についてもさらに重要です。
以下の記事には「帰国した際にできる勉強法」や「中学生でTOEFL50点アップ」について解説しているので、こちらも合わせて読んでみてください。
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