このブログはこんな人におすすめ♪♪
- 海外留学のためにTOEFLを受けなくてはならない方
- ほとんど英語ができない状態からTOEFLの勉強を始める方
- ボーディングスクール受験で中学生のうちにスコア提出が必要な方
留学を目指すと、必ず出てくるのが「TOEFL」という壁。
学校に提出するために留学生のほぼ全員が受けなくてはいけません。
でも… どうやって勉強すればいいの??
TOEFLって、、、、、
- テキストは少ない
- TOEFL専門の塾がほとんどない
- SNSでは「高校生で90点取りました!」なんてキラキラした投稿があふれてる…
なんて悩みありませんか??
私もまさにそうでした。
息子ワンダがボーディングスクールを受験するため、中学生でTOEFLを受けることに。
でもこれがまた、難しいのなんの…。💦
いくつかの塾に通わせてみたものの、お金ばかりかかって効果なし。
特に困ったのがもともと英語が分かっている前提のテキストや塾ばかりで
英語に慣れてない中学生に寄り添った勉強法が全くなかったんです。
100点や110点までとれなくていいので、せめて70点くらい目指したい、、、
結局「もう私が直接見るしかない!」と覚悟を決めて親子で二人三脚で挑戦しました。
その結果… 中学生の間に、38点から85点へ!
今日はその体験を、失敗も含めてぜんぶシェアします。
【TOEFLとの出会い】 100点ないと出願できないの!?
ワンダが12歳で渡米してすぐ、留学エージェントから言われた一言。
「アメリカの名門校に行きたいのなら、TOEFL100点近く必要です」
え…!?100点!?
その瞬間、母の頭の中ではドラゴンボールの「戦闘力…53万!?」みたいな衝撃音が響きました(笑)。
実際は学校側から特にこの点数がないとと言われているわけではないので
エージェントがはっぱをかけるために言われた点数で通常ここまで必要ではないのですが
名門校はこれに近い点数を取る必要があるのは事実です。
この時点ではTOEFLがどんなテストなのかも正直分からず
まずはTOEFLについて調べることから始めました。
【TOEFLとは?】お勉強を始める前の基礎知識
TOEFL iBTは、
- リーディング(読解)
- リスニング (聴解)
- スピーキング (口頭表現)
- ライティング (筆記表現)
・・・の4技能を測るテストで、
各セクション30点、合計120点満点です。
日本人の平均点はおよそ66点といわれてます。
つまり、全体の半分ちょっとしか取れないのが普通ということです。
制限時間は、全セクション合わせて2時間くらいのテストとなります。
これは中学生から大学生までの英語を母国語としない留学生がほぼ全員提出に必要な試験になるので
日本だけではなく中国、韓国、ベトナム、タイなどのアジア勢やフランス、メキシコの人たちも受けます。
(IELTSやDuolingoでも提出も学校によってはOK)
【初めてのTOEFL受験に挑戦!】想像以上の衝撃的な結果
とりあえず「受けてみるしかない」と挑戦した初TOEFL。
2時間以上のテストを受けてヨレヨレになって帰ってきた息子と一緒に結果を開くと…
\ ドーーーーン! /
38点。
…いや、桁ひとつ足りてませんけど!?🤣
親子で顔を見合わせて大爆笑するしかありませんでした。
ワンダが初めてTOEFLを受けた時それぞれのセクションの点数はこんな感じでした。

これは留学がスタートして数か月の結果です。
まずはリスニングとスピーキングが鍛えられ始めておるのですが
リーディングはこれからという感じでした。

本格的に英語に触れ始めたワンダにはまだまだレベルが高いよね
私達は現実的な目標としてまず
高校の出願までに70点をとること
ここを目指して勉強を始めていくことにしました。
ようやく見つけた塾にいってみるものの、、、
まずは塾。
数少ない選択肢から「ここなら…!」と期待して通わせました。
ところが!結果はまさかの
Reading 3点 → 0点。
…え、マイナス成長!?😱
「点数って下がることあるの?」と親子で大へこみ、、、、
仕方なく次は社会人向けのコーチング教室へ。
マンツーマンで超高額、月に数十万円。
「これで伸びなかったら詐欺でしょ!」と腹をくくったのに…
結果はまたしてもReading 3点のまま。
お金だけ空高く羽ばたいていきました…💸🕊️

痛すぎる出費でした、、
そもそも、なぜそんなに難しいの?
何度受けても思うように結果があがらないTOEFLを私自身受けてみることに。
そしたら信じられないほど難しく恥ずかしながら60点いくかいかないかくらいでした。
特に出題問題の長文やリスニングの内容が専門的で聞いたことのない単語が結構多いのです。
TOEFLが難しい理由は、とてもシンプルです。
そもそもこの試験は、もともと英語圏の大学に留学する学生のために作られたもの。
だから内容は当然、大学レベルなんです。
問題文は大学の講義、テキストなどから出題されてます。
化学の実験や医学の研究、古代史の出来事や文学の解釈など――
中学生どころか、日本語でも「難しいな」と思うテーマが平気で出てきます。
さらにやっかいなのは、アジア圏のライバルたち。
中国や韓国の学生は、中学生の段階ですでに100点を超えてくることも珍しくありません。
彼らの平均点が高いから、必然的に「留学生の基準」もどんどん上がってしまう。
そんな現実を目の当たりにすると、「うちの子は無理かもしれない」と落ち込む親御さんも多いと思います。
私も最初はそうでした。
だけど大丈夫!!!
TOEFLは闇雲に挑む試験ではなく、戦略とやり方次第で、必ずスコアを伸ばしていけるんです✨
私たちが実際にやった勉強法
TOEFL30点から80点まで上げるには、とにかく「地道さ」と「続ける工夫」が必要でした。
ここからは、実際にワンダと一緒に取り組んだ勉強法を、それぞれのセクションごとに紹介します。
<単語>語彙力の強化が語学の基礎
TOEFLのスコアが30点台は、正直なところ文法やリーディング以前の問題でした。
というのも「単語が分からないから文章を読み進められない」状態だったんです。
だから最初に取り組んだのは、とにかく 単語力の強化。
しかも「単語」だけではなく、TOEFLでよく出る「熟語」も一緒に覚える必要がありました。
市販されているTOEFL専用の単語帳や熟語テキストの中で、私たちはその中から2冊に絞って使い込みました。
TOEFLを勉強される方はみなさんこちらのテキストを使われるのではないでしょうか??
やり方はシンプルで、
- 毎日100語ずつ暗記
- 翌日テスト
- 10日ごとにまとめてテスト
このサイクルを徹底しました。
そして 同じテキストを最低3周は繰り返すことをルールに。

韓国のTOEFL鬼塾が一日100個単語を覚えると聞いたので真似してみました笑
不思議なもので、単語・熟語が頭に入ってくると、リーディングもリスニングも一気に理解度が変わっていきます。
TOEFL学習は「単語を制する者がすべてを制する」と実感しました。
<リーディング>理解力よりスピード
リーディングは、最初から正解を取ることよりも「読み切るスピード」に重きを置きました。
TOEFLの文章は長いし内容も難しいので、じっくり考えていたら最後まで到達できません。
そこで、過去問を実際の試験と同じ制限時間で繰り返し解く練習をしました。
もちろん最初は点数なんて取れません。
でも「時間内に読み切ること」に慣れていくと、徐々に設問に対応できるようになってきます。
最初は簡単な長文からとやっていくと理解度はあがるのですがTOEFLのスピードには対応できません。
高校出願までの限られた時間に出来るだけ点数に繋がる勉強法を我々はとりました。

正しく英語を理解するという意味ではだいぶ邪道かもしれないです
途中から読み物はなくなってきたのでこちらのサイトからよく文章をとってきてました。

英語でコラムがカテゴリー別に分かれているので選びやすいです♪
<リスニング>リスニングを制する者がTOEFLを制する
TOEFLは問題文や説明もすべて英語で流れるので、リスニング力は全セクションの土台になります。
ですので我々はリスニングに一番時間と力をかけました!
ここを克服するために取り入れたのがNetflixのドキュメンタリー。
動物や歴史、自然科学のテーマを、字幕なしで見て内容をつかむ練習をしました。

これのコツは目をつぶってテレビを見ず、耳だけで内容を把握することです。
最初は「何を言ってるのか全然分からない!」状態でしたが、
画面を見ずに耳だけで集中することで、聞き取る力が鍛えられました。
最後に字幕をつけて正しい英語を確認し、単語のストックにもつなげました。
まとめるとこんな感じです。
- ネットフリックスのドキュメンタリーをつける
- 一回目は目をつぶり、耳だけで内容を把握する
- ①理解した内容を口頭で英語で説明する
- 二回目は目をあけて映像をみる(ただし字幕はつけない)
- ②理解した内容を口頭で英語で説明する
- 三回目は映像と字幕を見ながらみる
- ③理解した内容を口頭で英語で説明する
- さいごに私が模範解答を英語で言う
映像は動画の冒頭10分だけで十分です。
同じ内容の英語を繰り返し聞くことで理解が深まっていくのが狙いです。
また理解した内容が深まるほど英語での説明も正しいものになっていきます。
これをやったあと過去問でTOEFLの実際の問題を解いていきました。
勉強量としては、ネットフリックスが6で過去問が4くらいでしょうか。
<スピーキング>留学しているからと気を抜かず!
スピーキングについては、正直いちばん時間をかけませんでした。
なぜなら、ワンダは留学して現地でのやりとりが日常にあったので、
私が日本で教えるよりも現場で学ぶことの方が圧倒的に多かったからです。
…とはいえ、それで油断していたら途中から抜け抜けになってしまって💦
最低限やっておくべきことはちゃんとありました。
- 過去問を解いて、出題の形態に慣れておくこと
- 話すときは必ず時間をはかること(TOEFLは秒単位で管理される試験です)
そして何より大切なのが、「満点を狙わない」という割り切りでした。
いきなりネイティブのように流暢に話せるわけがありません。
だから最初から 30点満点ではなく10点を確実に取る ことを目標にしました。
コツは「正しくないことは言わない」こと。
理解できた部分だけを短く正しく伝える。
これがいちばん大事です。
間違ったことを長々と話すよりも、
30秒でもいいから正しい内容をはっきり伝えた方が確実に評価されます。
実際にこの意識に切り替えたことで、スピーキングの点数は安定してきました。
<ライティング>完璧をめざず確実に分かってることだけ
ライティングの勉強は、基本的にスピーキングと同じ考え方です。
- 過去問を解いて出題の形態に慣れること
- 時間をきっちりはかって書く練習
- 正しくないことは書かない
特別なテキストは使わず、ひたすら過去問を解き続けました。
その中で中学生がやりがちなミス
――文法のケアレスミス、スペルの間違い、文頭を大文字にし忘れるなど――
を徹底的に直していきました。
ライティングでは「内容の独創性」よりも、まず 減点されない基本を押さえることを優先。
どうしても自己採点が難しいので、
ここだけはAIに添削を頼んで、客観的に間違いを指摘してもらうようにしました。
そのおかげで、少しずつ安定したスコアを出せるようになったと思います。
<80点を取るための心得>
- できないところは潔く捨てる
- だんだんレベルをあげるではなく、始めから過去問で勉強する
- TOEFLは受ければ受けるほど慣れる
- 前より点数が落ちても気にしない!よくあること笑
- 諦めずに勉強を続ける!!
★さいごに
TOEFLは本当に親子泣かせの試験です。
でも、やり方次第で30点からでも80点に届きます。
こちらがワンダの中学生最後のTOEFLの結果です♪

まだまだTOEFLとは長いお付き合いになりそうですが
点数があがることで本人の英語の自信に繋がったら嬉しいです!!!
ワンダと私の奮闘が、これから挑戦する誰かの
「よし、うちもやってみよう!」
という勇気になればうれしいです😊✈️
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