- アメリカの学生ビザってどうやってとったらいいの?
- F-1・I-20って言葉は聞いたことあるけど、正直よく分からない…
- 今って日本からアメリカの学生ビザとりにくいの?
留学の準備を進めていると、必ず耳にするのが「ビザ」という言葉。
でも日本で生活していると、普段の暮らしでビザを意識することなんてほとんどないですよね。
留学生活の第一歩であり、避けて通れないこのビザ。
仕組みを理解してしまえば決して難しいものではありません。
今日は、私が息子ワンダをアメリカに送り出す中で学んだ
- アメリカ留学ビザの基本
- ビザ取得までの流れ
- 注意点
についてまとめます。

アメリカに滞在するには「ビザ」だけでは足りない!
「アメリカ留学=ビザがあれば大丈夫」と思っていませんか?
実はそうではなく、アメリカに滞在するためには次の3つが必要です。
- パスポート(有効期限が6か月以上あるもの)
- F-1ビザ(学生ビザ)
- I-20(入学許可証/在学証明書)
この3点セットが揃って、ようやく「合法的に」アメリカに入国できるのです。

パスポートとビザは分かるけど、、I-20ってなに??
F-1ビザとは?
まずはF-1ビザについて。
これは「アメリカで学ぶために必ず必要な学生ビザ」です。
観光ならESTAで90日まで滞在できますが、
それ以上アメリカに住んで学ぶには、このF-1が必須になります。
F-1ビザがあれば、語学学校から高校、大学、大学院まで幅広く通うことが可能です。
週18時間以上、91日以上の就学が認められ、最長で5年間有効。
つまり、留学生活のベースとなる大切な許可証なのです。
私自身も初めてこの制度を知ったときは「なんだか難しそう…」と身構えました。
でも実際は「アメリカで学生として生活する証明書」というシンプルなもの。
そう考えると少し気が楽になりました^^

I-20ってなに?
次に出てくるのが「I-20」。
これは学校から発行される入学許可証のようなものです。
ビザはアメリカ政府が出すもの、I-20は学校が出すもの。
この2つが揃って初めて「学生として滞在OK」になります。
I-20はPDFで送られてくるのですが、
紙に印刷して常にパスポートと一緒に持ち歩く必要があります。
正直、ただのペラペラの紙。
でもこの紙がないと、アメリカに入国できないのです。
日本からの入国からだけでなく他の国からアメリカに入る際も必ず必要になるので
パスポートとセットで保管がおすすめです。
「F-1ビザが5年有効だから、1年だけ学校に通って残りは遊んで暮らせる?」なんて考えが浮かぶかもしれませんが、それはできません。
I-20には在学している期間が明記されていて、これと一致していないと滞在が認められないのです。
ビザ自体は最長5年だけど、実際の滞在はI-20に書かれた就学期間までとなりますので注意してくださいね。
ちょっと不思議ですが、「政府が発行するビザ」と「学校が発行するI-20」、
この二つが揃って初めて本当の意味での留学が成立するんですね。

SEVIS費用の支払い方法(I-901 Fee)

SEVIS費用(正式には I-901 SEVIS Fee)は、アメリカ大使館でのビザ面接前に必ず支払わないといけないお金です。手順はこんな感じ👇
① 専用サイトにアクセス
👉 SEVIS I-901 Fee 支払いサイト
(アメリカ国土安全保障省の公式ページ)
② I-20に書かれている情報を入力
- SEVIS番号(I-20の右上に書かれている「N」から始まる番号)
- 名前、誕生日、学校情報など
③ 支払い方法を選択
- クレジットカード(VISA / Master / Amex など)
- デビットカード
- 国際送金(Western Union)も可能だけど、日本からならカード払いが一番ラクです
④ 支払い完了 → 確認書を保存
- 支払いが完了すると 「I-901 Confirmation(支払い確認書)」 が画面に出ます
- PDFを保存して、必ず 印刷 しておきましょう
👉 ビザ面接やアメリカ入国のときに提示を求められることがあります
ビザ取得の流れ
ここまできてようやくビザの取得になります!
ビザはどうやって取るのか?
私たちが実際に踏んだステップはこんな感じでした。

アメリカ大使館の公式YouTubeには、手続きの詳しい流れが紹介されているので、
これから申請する方には本当におすすめです♪
👉 学生ビザ取得方法(米国大使館公式)
わが家が体験した「ビザの落とし穴」
ここで、実際に私たちが体験したトラブルをシェアします。
ボストンの入国審査で、突然
「授業料が支払われていない」
とのことで息子ワンダのビザは有効ではないとされ、
私達は審査の別室に連れていかれてしまいました。
「え?ちゃんと払ってるのに?」と私たちは頭が真っ白に…。
でも幸い、携帯に授業料の支払い証明書を保存していたので、
すぐに提示することができ、なんとか事なきを得ました。
原因は学校側のシステムの反映ミス。
後からわかったのですが、入金済みなのにSEVISシステムに入力登録されていなかったんです。
(SEVISシステムに授業料の支払いの有無が表示されるのでSEVISシステムに入力登録されていないと未払いと出てくるのです、、、)
もしワンダが一人で入国していたら…と思うと今でもゾッとします。

アメリカの税関で別室に連れていかれる恐怖ったらないです、、
だからこそ声を大にして伝えたいのは、
「SEVIS費用の支払い証明書」
「授業料の支払い証明書」
必ず印刷して持参すること。
これは本当に命綱になります。
我々がこれをもって行かずに大変な目にあった詳しいエピソードと
子供たちが安全に渡航できる対策を記事にまとめてます↓
アメリカの教育ビザ、今とりにくくなってるって本当?

最近、「トランプ再選でビザが止まるらしい」というニュースを目にして、ドキッとした方もいるかもしれません。

このニュース、留学関係者にはかなりザワザワする情報ですよね、、、
でも実際のところ、日本からアメリカへ留学するためのビザ(学生ビザなど)が
完全に発行停止になったという事実はありません。
ニュースで話題の“ビザ停止”とは?
2025年の夏以降、「アメリカが一部の国に対してビザ発行を制限している」というニュースが報じられました。
ただし、これは特定の国を対象にした安全保障上の措置であって、日本はその対象には含まれていません。
また、一時的に「米国大使館のビザ面接予約が取りづらい」という時期もありましたが、
それは申請数の集中やシステム調整によるもので、
日本人学生のビザ申請そのものが止まったわけではないようです。
実際の日本からのビザ発行状況
私たちの周りでも、今年の夏にアメリカへ行った学生たちは、
みんな問題なくビザを取得して出発しています。
息子ワンダも、そのお友達も、ビザが取れなくて帰国したという話は聞いたことがありません。

中高のボーディングスクールは特に影響が少なかったようです!
実際、東京のアメリカ大使館でも今も学生ビザの面接が行われていて、
きちんと発行されているようです。
(申請や予約は【在日米国大使館公式サイト】から確認できます)
これからの情報について

アメリカのビザ制度や入国方針は、政治情勢によって変化しやすいもの。
今回まとめた内容は、2025年10月時点の情報をもとにしています。
今後、制度や発行状況に変化があれば、またこのページで更新していきますね。
ニュースの見出しだけを見ると不安になりますが、
日本からの学生ビザ申請は今も続いています。
必要なのは
「最新の正確な情報」と「余裕のある準備」
焦らず、公式情報を確認しながら進めていきましょう。
まとめ
ビザの仕組みは最初は複雑に思えるけれど、要点を押さえれば大丈夫。
- アメリカ留学にはF-1ビザとI-20が必要
- ビザ取得は「合格通知 → I-20発行 → 大使館面接」という流れ
- 渡航時には
⇒「パスポート」(ビザ付き)
⇒「I-20」
⇒「SEVIS費用の支払い証明書」
⇒「授業料の支払い証明書」
を必ず持参。この4点を押さえておけば、安心してアメリカに飛び立てます✈️✨
最後に
ビザの手続きは、正直とても緊張します。
親としては「本当に大丈夫かな?」と不安になる瞬間も多いものです。
でも大切なのは「知っていること」。
少しでも知識を持って準備すれば、心の余裕につながります。
私も最初は手探りで、F-1と聞いただけでドキドキしていました。
でも一歩一歩手続きを踏むうちに「なるほど、そういう仕組みなのね」と分かってきます。
どうかこれから留学を考えているみなさんも、不安に押しつぶされずに、
前向きな気持ちで準備を進めてくださいね😊






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