留学に本当に必要な英語学習ってなんだろう、、、
留学前でいちばん不安なのは、現地で英語についていけるか。
生活も授業もすべて英語――
実は、子ども以上に親のほうが不安だったりします。
うちの息子ワンダは、小学校のあいだ一度も英語塾や英会話教室に通わず、
英語に触れるのは映画(字幕あり)くらい。

正直、英語ゼロで渡米して大丈夫かな…って毎晩ソワソワでした
結論から言うと、渡航前に親子で整えておきたいのは——
①面接対策 ②“読む力” ③文法の3つだけ。
スピーキングとリスニングは現地でいやでも伸びるけれど、
この3つは日本でしか仕込めない“土台”です。
英語ゼロで海を渡ったワンダが、
それでも最初の壁を越えられたのは、この3本柱を握っていたから。
怖くて当たり前。
でも大丈夫。
ここだけ一緒に押さえれば、現地でちゃんと戦えます。
まずは体験談|「話す・聞く」は現地で爆伸びする
うちのワンダは小学校時代、英語学習ゼロ。
書けるのは自分の名前、言えるのは数字とあいさつくらい。
渡航前、私がいちばん不安だったのは現地の人たちとコミュニケーションをとれるかでした。
だから日本では、スピーキングとリスニングの練習に結構な時間をかけました。
録音して発音を直したり、英会話動画を毎晩見たり——。
日本で鍛えたけど、現地のスピードは別次元
ところが渡米してみると、
日本での“会話練習”はほとんど武器にならず。
相手の英語は速いし、言い回しも文化もぜんぜん違う。
練習の延長線上では太刀打ちできない瞬間が多くて、正直へこみました。
それでも、現地は毎日が英語漬け。
ホームルーム、授業、ランチ、クラブ活動、友だちとの雑談……
耳も口も、数週間〜数か月で勝手に慣れていくんです。

スピーキング&リスニングは、現地の“実戦”のほうが圧倒的に早く伸びるんです!
当たり前だけど盲点だった!!!
だから日本では、
現地では補えない3本柱(面接・読む力・文法)に
集中するのがいちばん効率的でした。
面接は“最初の壁”。でも乗り越え方はシンプル

ボーディングは面接が必ずあるから、ここは絶対に外せません!
面接官はアドミッション(出願担当)のプロ。
年間に何百人もの受験生と向き合い、
わずか15〜20分の会話で、その子がどんな人か、学校とフィットするかを見抜く訓練を受けています。
だからこそ、英語が流ちょうかどうかよりも、
落ち着いて相手とコミュニケーションが取れるか、自分の言葉で話す意思があるかが
強く問われます。
学校ごとに質問の傾向は少しずつ違いますが、どこでも必ず聞かれるのが自己紹介。
ここを“核”にしておけば大丈夫。
目安は1〜2分、深呼吸してニコッ、目を見て、はっきり。
そしてこれだけは抑えておいてください!
- 名前
- 年齢/学年
- 在籍校
- 国籍(日本人の方が多いかな?)
続いて、
- 好き/得意
- 打ち込んできたこと
- なぜ留学したいのか
上記の内容を1~2文でまとめる。
完璧な文法でなくていい、つっかえてもいい。
大切なのは「あなた自身の温度」が伝わること。
毎日少しでいいので、声に出して練習してみてください。
スマホで録音して、語尾をはっきり、
言い切りで終える、姿勢を正す——
そんな小さな改善が積み重なると、
1〜2か月で“場慣れした自分”に変わっていきます。
英語の上手い下手より、落ち着きと誠実さ。
それが面接でいちばん強い武器になります。
文法は「点を取り続けるための土台」
留学先では、とにかく提出物が多いうえに採点はシビア。
内容が良くても、文法ミスやスペルミスは容赦なく減点されます。
先生は「伝わったからOK」では採点してくれません。
評価はルーブリック(採点基準)に沿って淡々とつき、
そこでいちばん差が出るのが“正確さ”なんです。
しかも現地の授業は実践重視で、
文法を基礎から体系的にやり直す時間はほとんどありません。
「分かっている前提」でどんどん読み、書き、議論していくので、
文法の穴があると読み書きのスピードが落ち、課題の負担が一気に重くなります。
短期(1〜3年)で帰国する場合はなおさらで、
会話は流暢なのに試験では点が取れないという“あるある”に陥りがち。
これは英検や受験英語だけでなく、TOEFL/SSAT/SATのような進学試験にも直結します。
だから日本にいるうちに、
文法の型と語彙(ボキャブラリー)を同時に鍛えることが大切。
語彙は単語帳の暗記だけでなく、
- どの動詞とどの前置詞が一緒に来るか
- この形容詞はどんな名詞と相性がいいか
といった使い方(コロケーション)まで押さえておくと、書くたびに迷わなくなります。
コツコツ積み上げた“正確さ”は、現地の課題でも、帰国後の試験でも、
ずっと効き続ける安心の貯金になります。
参考の教材はこちらにまとめました👇

ここ、盲点でした。文法は後回しにするとツケが大きい…!
読む力は「現地でいちばん即効で効く筋力」

現地はとにかく読む量がエグい。翻訳してたら絶対間に合いません
宿題、配布資料、教科書、小説、調べもの……毎日が“英語を読む”の連続です。
翻訳ツールもあるけれど、課題のスピードと量の前では追いつかない。
だから日本にいるあいだに、意味を取りながら“速く読む耐性”をつけておくのが勝ち筋でした。
コツは、短くても自分が好きなジャンルの英語本を選んで“最後まで読み切る”こと。
物語に引っ張られると自然にページが進むし、一冊読み終えた達成感は問題集の比じゃない。
読みながらは、分からない単語をその場で引いて正しく理解。
文脈で“なんとなく”進める癖がつくと、いざ自分で書くときに言葉が出てきません。
あわせて音読も。
声に出すことで語順のリズムが体に染み込み、発音も整ってスピーキングにも波及します。
音声ガイド付きの本なら、音源に追いかけて読む(シャドーイング)までできたらパーフェクト。
まずは慣れ、それから速度。
10〜15分でどこまで理解しながら読めるかを少しずつ伸ばしていけばOKです。
レベル別で選べる多読リストと音源付きの本は、こちら(ワンダが実際に使ったもの中心)👇
https://boardingschool-ryugaku.com/2025/08/12/258/
まとめ|“武器”を持って旅立とう
正直、英語ゼロで行っても、現地に行けば耳と口は勝手に鍛えられます。
でも、何の武器も持たずに出発すると、最初に孤独な時間が生まれがち。

だからこそ、日本では面接・読む力・文法を仕上げておこう
この3本柱があれば、最初の壁を越えるスピードが段違い。
ワンダの経験から断言します——“準備した分だけ、現地で楽になる”。
親子でできる小さな積み重ね、今日から一緒に始めましょう😊
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